Building Flowこうやって建物は出来上がります(新築工事完成までの流れ)
Building Flow1地鎮祭
工事の安全と住みやすい家の無事完成を祈願します。 神社の神主さんに現場まで来ていただく以外に、その土地の土を神社に持ち込んで御払いしてもらうことも出来ます。又、神式以外でも仏式もあります。お供えは、海のものと山のものを神様にお供えしています。
Building Flow2地盤調査
着工前には必ず行う地盤調査です。
スウェーデン式サウンディング調査を行います。木造の住宅の場合はこの検査で十分です。
Building Flow3地盤改良
地盤調査にて、地耐力(建物を支える土の強さ)が不足している場合のみ行います。写真は柱状改良と言って、基礎の下になる部分に1.8mおき位の間隔で、土とセメントを混ぜて、直径60センチ程度の杭のようなものを作成します。
Building Flow4地下工事(もちろん、希望されるお客様のみです)
費用はかかりますが、容積率の緩和があるために、「もうひとつ部屋が・・・・」というときにはお勧めです。ちなみに、完成後は「冬は暖かくて、夏は涼しいですよ!」と評判はたいへん良いものでした。
Building Flow5基礎工事
写真はべた基礎です。木造の基礎には大きく分けて「布基礎」と「べた基礎」の2種類ですが、最近の建物は「べた基礎」が断然多くなっています。建物の床下部分にも、もち網状の鉄筋が組まれて、コンクリートが打設されます。
Building Flow6土台敷き
基礎のコンクリートと建物をつなぐ部分を土台といいます。写真の黒いゴム状のものは基礎パッキンといって、土台とコンクリートの間に挟みます。それによって、土台の下面はいつも空気と触れています。又、その隙間、床下通気となるために、基礎に通気用の孔を空けなくてもいい為に、基礎も丈夫になります。
Building Flow7上棟
上棟、いわゆる「建て前」はお施主さんにとって記念すべき日で、工務店にとっても気が引き締まる日です。
写真はウインウッド工法(金物工法)ですが、柱を無垢材で希望されるお宅では在来の工法で施工します。
Building Flow8耐力面材貼り
木造住宅は台風や地震でも倒壊しないために壁を補強します。
筋交い(筋違い)(すじかい)という言葉をお聞きになったことがあるかもしれませんが、以前は壁の中に筋交いという斜めに木材を入れるのが主流でした。
もちろん現在も使っていますが、建物の外周部には耐力面材と言われるパネルを貼ることでより大きな耐力が得られます。
耐力面材には合板や各メーカーが開発しているパネルがありますが、弊社では現在はニチハというメーカーが製造している「あんしん」というパネルを採用しています。
Building Flow9屋根工事
防水下地を葺いた上に屋根材を取り付けます。
屋根の種類は瓦・カラーベスト・金属製屋根の中からお客様と打ち合わせの上決定いたします。
Building Flow10外装工事
耐力面材の上に透湿・防水シートを貼ります。
サッシ廻りは、一体型成形部材及び防水テープで施工します。
通気工法に欠かせない、通気胴縁です。
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今回は、サイディング貼りで仕上ました。
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樋をつけて、足場解体したら。外構の工事に入ります。
Building Flow11断熱工事
現在の断熱の基準は「平成28年基準」と言われています。
平成28年基準において、住宅の断熱性能は、UA値(ユーエーチ)で表されます。UA値とは、「外壁」・「窓」、「屋根(天井)」、「床」などの各部位から逃げる熱量(熱損失量)を外皮面積(外壁・屋根(天井)・床の面積の合計)で割った値です。単位はW/㎡・Kです。UA値が小さいほど、熱を通しにくい家であることを意味し、「断熱性能」や「省エネ性能」が高いということになります。
弊社では計算に従い床には高性能グラスウールや硬質ウレタンボード、壁・屋根には現場発泡ウレタン吹付断熱を採用しています。
Building Flow12内装工事
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内部の柱や筋違いを施工します。
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ユニットバスの取り付け。
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床のフローリング貼り。床はフローリングを貼るお客さんが多いですが、もちろん他の部材でもOKです。
フローリングの場合は無垢材、複合フローリングなどありますが、お好みを選定していただき施工します。 -
ボード貼りも終わり、完成に近づいてきました。
階段取付です。傷が付かないようにしっかりと養生します。
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物入れの内部です。決まりが無く、収納するものを考えたお客さんの要望によって内部の棚を決めていきます。
最終の仕上げ工事です。
クロスも接着剤もホルムアルデヒドがほとんど出ないものを使います。
いよいよ完成です!!