屋根工事について
屋根の素材は、瓦・カラーベスト・鉄板(ガルバリウム鋼板)と大きく3種類の中からの選定となります。
もちろん、その3種類の各々にもさらに細かい分類があります。 例えば瓦、和瓦と洋瓦。また洋瓦でも、平型とS型などと様々な種類があります。 各々の特徴は以下の通りです。
ROOF1瓦-かわら-
基本的に焼き物なので、色を含めて劣化が少ないと思います。ということはメンテナンスがあまり掛からないということになります。
コストは3種類の中では一番効果であること。 屋根重量が重くなりますので、建物に耐力壁を多く配置する必要があります。
ROOF2カラーベスト
セメントから作られたスレートに防水塗料着色という工程で作成されています。
その為やはり気になるのが色あせの問題です。 10~15年くらいで塗装している現場をよく見かけます。
ただ、コスト面では一番経済的なのと、屋根の重量も瓦の約半分となるので、地震に強いと言われています。
ROOF3鋼板(ガルバリウム鋼板)
鋼板を基材としてアルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ層を持つ溶解アルミニウム。亜鉛合金メッキ鋼板のことをガルバリウム鋼板と呼んでいます。
ですから鋼板と言っても、耐久性はとても良いと言われています。 コスト的にはカラーベストの少し上くらいで、屋根の重量は、カラーベストよりも軽量化が図れると思います。
上記の中からどれを採用するかは大変難しいのですが、
予算や建物のデザインなどを考慮しながら打ち合わせをして決定していますが、
どの材料にしても共通していることは、換気棟をつけていることです。
換気棟の特徴は外壁通気工法のところをご覧ください。
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カラーベスト葺きです。
瓦葺きです。写真は平坂の洋瓦を葺いているところです。
通気口のところでも説明がありますが、外壁の壁側、屋根の外側を通った空気が排出されます。